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杉立宏子先生の季節の台所 杉立宏子先生の季節の台所 Kisetsu no Daidokoro

くるみ入り田作り

材料(作りやすい分量)

  • ごまめ50g
  • くるみ30g
  • なんでもごたれ1/4カップ
  • サラダ油適量
  • 好みで七味唐辛子少々

作り方

  1. ごまめは電子レンジ(600w)の受け皿に紙を敷いて広げ、30秒加熱して、返して30秒加熱し、ポキっと折れる程度に水分をとばします。
  2. フライパンになんでもごたれを入れて中火にかけ、沸騰したら火を弱めて少し煮つめ、全体に小さい気泡が浮き上がるくらいになったら1のごまめと小さく手で割ったくるみを加えて、混ぜながら調味料をからめます。
  3. 皿に薄くサラダ油を塗った所に取り出し、広げて好みで七味唐辛子をふり手早く冷ましてつやよく仕上げます。

【使用商品】

【料理方法】

【ジャンル】

【主材料】

【イベント】お正月

【季  節】冬

作り方

  1. ごまめは電子レンジ(600w)の受け皿に紙を敷いて広げ、30秒加熱して、返して30秒加熱し、ポキっと折れる程度に水分をとばします。
  2. フライパンになんでもごたれを入れて中火にかけ、沸騰したら火を弱めて少し煮つめ、全体に小さい気泡が浮き上がるくらいになったら1のごまめと小さく手で割ったくるみを加えて、混ぜながら調味料をからめます。
  3. 皿に薄くサラダ油を塗った所に取り出し、広げて好みで七味唐辛子をふり手早く冷ましてつやよく仕上げます。

【使用商品】

【料理方法】

【ジャンル】

【主材料】

【イベント】お正月

【季  節】冬

一言コメント

お正月に最適!!簡単田作りレシピをご紹介♪

田作りは、お正月に作るおせち料理の1つですが、なんでもごたれを使えば簡単に作ることができますので、お正月に限らず、いつでもおいしい田作りが作れます。

 

おせち料理といえば、それぞれ一年の願いが込められたレシピとなっていることが多く、この田作りについても同様に願いが込められたレシピとなっています。

 

みなさまは、この田作りに込められた願いをご存知でしょうか?

これを知って食べる田作りと知らずに食べる田作りとでは、一年のはじめに食べるおせち料理の楽しみが変わってきます。ぜひ、おせち料理に詰められた料理の意味を知っておせち料理の楽しみを増やしてみましょう!

 

では、今回はまず田作り料理についての言われについてご紹介させていただきます。

 

 

田作りとごまめは違うもの?

 

まず、田作りと聞いてあまり聞き覚えがない方はおそらく「ごまめ」という名前ではご存知なのではないでしょうか。

田作りはごまめとも呼ばれていて、基本的には同じものです。

 

田作りの意味とは?

では、おせち料理に詰められる田作りですが、これにはどのような願いがこめられているのでしょうか。

田作り(ごまめ)にこめられている意味や願いには、主に3つのあります。

  • 健康
  • 豊作
  • 子孫繁栄

です。みなさまは全ての意味をご存知だったでしょうか。田作りの意味をご存知だった方もそうでなかった方もぜひその理由も合わせてご覧くださいね♪

 

健康

まずは「健康」について紹介させていただきます。これは田作りという名前より「ごまめ」という言葉からの願いになります。「まめ」という言葉には、もともと「元気に」とか「息災に」とか「達者に」という意味がありますので、「体が丈夫である」ことを、あらわしています。

そのため田作り(ごまめ)には今年一年、まめ(健康)に暮らせるように、という願望が込められています。

 

子孫繁栄

では次に子孫繁栄について。これは田作りが片口いわしの稚魚をたくさん使っている料理だからということからきています。田作りは子だくさん、子孫繁栄を願う料理とも言えます。

 

豊作

最後に豊作についてです。これは「いわしを肥料にしていたこと」「田作りという名前」「ごまめという名前」の3つの要素が関係しています。

 

まず「いわしを肥料にしていたということ」ですが、むかしは、田植えや稲をうえるときなどに、片口鰯の小魚を、農作物の高級な肥料として、乾燥させて、水田や畑などにまいていました。いわしが肥料として用いられると、稲がよく実り、米が豊富に多くとれ、大豊作になるとされていました。

 

田作りという名前

当時、肥料にしてまくことができる程いわしを、大量に捕ることができました。

肥料として、イワシを豊富につかうことができるほど、収穫することができる。すなわち、「田作り」に繋がる食材がいわしだったということです。

 

ごまめという名前

先述のように、いわしと農作物は密接に関係していました。そしてここにさらに農作物が関係した話が加わります。

実は、「ごまめ」を漢字でかくと、「五万米」とか「五真米」と書きます。つまり、お米がたくさんできるということを表します。

今年も、たくさんの良質なお米がとれますようにと願いがこめられたのが「田作り(ごまめ)」といことになります。

 

 

このように、1つのレシピでもたくさんの願いが込められたのがおせち料理。意味を考えながら食べる機会が少なくなってきている最近ですが、日本の文化として知っておいても良いかもしれませんね。

杉立先生の紹介

土井勝料理学校入社。1987年(昭和62年)より土井勝校長の専属助手として、料理番組や料理本の出版にもかかわる。1989年(平成元年)、教授に昇格。さらに土井勝校長と共に日本全国及び海外の料理取材と講演会に奮闘し、1995年(平成7年)、料理研究家として独立。現在、料理講習会、料理コンテストの審査員、企業コンサルタント、料理本の出版など幅広く活躍中。